10)自転車だってあぶない

3歳の孫が「自転車が欲しい」と言い出しました。「はやく買いに行こう」としきりにせがみます。でも、この子が自転車で走りまわる場面を想像すると、とっても怖いことになりそうなので、いつしかこの話はうやむやになりました(してしまいました)。日本小児科学会の傷害速報に自転車の事故の例が報告されていました。小学生の女の子が自転車で塾へ行く途中、ハンドルに掛けていた傘が前輪にひっかかり自転車が転倒、腹部をハンドルで強打しました。腹痛が続くため病院を受診したところ、腹部のCT検査で打撲による肝損傷が発見されました。その後、肝臓からの出血は止まり回復したそうです。小学生の自転車事故は小学3年生から多くなります。交差点などでの安全確認不足、傘やひもなどの巻き込み、整備不足などが原因です。また、子どもが起こした自転車による人身事故で高額賠償金が発生した例もあるそうです。

自転車の前や後ろに小さな子どもを乗せているママも注意が必要です。子どもを乗せたまま立ち話に夢中になっているうちに、子どもが動いて転倒・・なんて考えたくないシーンですね。